子供を戒める妖怪たち

昔ばなしによく登場する怖い鬼や幽霊が小さな頃とても怖く感じました、しかし大人になり逆にそれを言い聞かせる立場になればとても心強く感じてしまいます。そして得体の知れない怖い存在は躾だけではなく、子供たちをあらゆる危険から遠ざける役割も果たしているのです。

◆水の中に住む怖い妖怪と、子供を狙う狡猾な妖怪

怖い話や、妖怪の話が水辺や人型で描かれる理由は子供にある程度の警戒心を与えるという事につながります。
日本に古来から根付く水辺の妖怪の代表として名をあげれば、河童が一番にあがるはずです。

河童は川や沼に生息し、水中に入った人間の臓器をイタズラに引っこ抜くという伝承が有名。臓器というより尻子玉という架空の臓器になるのですが、それを引っこ抜かれた人間は力が入らずまるで廃人のようになってしまうという事で恐れられています。

これを小さな子供に話す事により、水難事故への防止につながるのです。また夕方過ぎ夜遅くまで遊んでいる子供を戒める存在として、油取りという妖怪が存在します。

油取りは東北地方から伝えられた妖怪で、夜遊びをしている子供のところに現れます。もちろん誘拐するのですが、さらわれた子供は体を雑巾のように絞られ干からびるまで油を取られるという事からかなり怖い妖怪なのです。
しかし帰りの遅い子供が心配でたまらない親からしたら、このくらいの恐怖で危機感を持たせる方が良いのかもしれませんね。

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